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松本サリン事件 その後 [ニュース]

14年前に起こった松本サリン事件の被害者である河野さんという家族をドキュメントした番組であった。

この事件では、河野さんの夫人がサリンの被害を受け、植物人間になり、寝たきりの状態になった。河野さんは犯人扱いを受け、過去にも現在までも最悪のものだった。

今年夏に植物人間状態だった夫人が、意識が戻らないまま亡くなってしまった。

ドキュメント番組内でポイントになったのは、サリン事件に加担した元オウム真理教信者だったある男性が、10年の服役を追え、出所してから、自分の罪の重さを感じ、河野さん宅を訪れたとこと。その後、男性は定期的に河野さん宅に訪問し、服役中に習得した庭の手入れをしたり、夫人の介護を手伝ったりしている。 

その男性の心境としては、自分の罪の重さに耐え切れない気持ちを河野さん宅に訪れ、河野さんと話したり、夫人の世話をすることで多少でも、気持ちが楽になるということです。河野さんが不在の時でも、勝手に宅内に入れるようになど、河野さんの配慮があるようです。
病室で夫人の姿を見た後、その男性は一人廊下で泣いていました。

印象的だったのは、男性が帰る時に、河野さんが男性の母親にとお土産を買って渡すところでした。

河野さんの意識としては、男性が更生することを望み、この事件から学ぶことだと考えているとのことです。


事件の被害者は、普通の人が感じたことのない悲しみや苦しみに陥っているはずです。しかし、河野さんはそれを乗り越え強く生きている、そこから普通の人が学べることがあるのではないでしょうか。


命あるかぎり―松本サリン事件を超えて

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松本サリン事件―虚報、えん罪はいかに作られるか

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妻よ!―わが愛と希望と闘いの日々

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